読書

「始まりの木」 夏川草介 を読んで

つるひめさんの記事より興味をひかれて読んでみました。 つるひめさんの記事を読むと、この本がとても魅力的であることがわかります。 『始まりの木』(夏川草介・著)~これからは民俗学の出番 - つるひめの日記 日本人は日本人についてもっと学ばなければ…

茶の湯と癒し

心理学者の茶道発見 岡本浩一 を読んで ーもくじー 〇右脳の駆使 〇投影 〇侘びの思想 右脳の駆使 茶の湯の作法に没頭し右脳を駆使することで癒しが起こる。 点前 点前に慣れず、手順を記憶する段階では、手順を言語として処理する必要があるので、かなり左…

かんじんなことは、目に見えない ~星の王子さま~

星の王子さまは、とても小さな星に住んでいました。そこに咲いたきれいな花(バラ)といざこざがあり、ある日旅に出ることにしました。 7番目にたどり着いたのが地球 そしてきつねと出会います。きつねは言います。 「おれ、毎日同じことをして暮らしているよ…

宮沢賢治とともに

以前、宮沢賢治の童話を記事にしたことがありますが、 心象風景のすばらしさ、おもしろさに寄せて紹介させていただきました。 今回は「八ヶ岳の空から」著 大村紘一郎から賢治の童話の解釈の部分をとりあげてご紹介します。 私は宮沢賢治のお話は、何が云い…

風のベーコンサンドと我が家のベーコンサンド

風のベーコンサンド 柴田よしき この小説には、すがすがしい風が吹いているように感じた。ところどころに出てくる草花の名前、百合丘高原の素晴らしい食材、そこに生きる人たちの思いや生きざま、それがからみあって、ドラマが展開していく。 奈穂の店「カフ…

ランチのアッコちゃん 柚木麻子

お弁当のレシピ本かな?と思いきや4つのお話からなる短編集だった。 どのお話も、読むと元気になれる働く女性のハートフルストーリー。 第1話と第2話にアッコちゃんが登場する。 <あらすじ> 第1話 ランチのアッコちゃん できる女性上司アッコちゃんとYESマ…

はるの詩

職場の図書室で本の整理をしていたら、こんなかわいい絵本の詩集をみつけました。 「はなのこどもたち」 イーダ・ボハッタ 作 松井スーザン 永嶋恵子 訳 手のひらサイズの小さな絵本で開くと、左のページには淡い色でかわいい花の妖精が描かれています。右の…

おふろ大好き!

寒い日がつづいていますね。 こんなときは、あったかーいお風呂で、ゆっくーり あたたまりましょう。 おふろの絵本、2選 わにわにのおふろ パンダ銭湯 わにわにのおふろ 小風さち ぶん 山口マオ え 福音館書店 わにわには おふろがだいすきです。 ひとりで …

雲を紡ぐ 伊吹有喜

「話を聞く」ということとは 「時代の流れに古びていくのではなく、熟成し、育っていくホームスパン。その様子が人の生き方や、家族が織りなす関係に重なり、『雲を紡ぐ』を書きました」と著者が語っています。 伊吹有喜さんの著書、四十九日のレシピがとて…

おおきな き がほしい

お題「大好きな絵本は何ですか?」 ぶん・さとうさとる/え・むらかみつとむ 「おおきな おおきな 木が あると いいな。 ねえ おかあさん。」 と小さな男の子 かおるが いいました。 おかあさんは ちょっとかんがえて いいました。 「でも、あぶなくないかし…

図書室の海 と ふしぎな空とぶ本

私は図書館や図書室が好きです。 まだ字が読めない幼い頃は祖母が布団の中でよく物語をかたり聞かせてくれました。 レパートリーはそれほど多くはなかったけど何回聴いても面白かったのを覚えています。 小学生の頃は身体を動かすのも好きだったので、休み時…

宮沢賢治 3選

宮沢賢治ワールド初心者におすすめ 賢治の物語の世界にいっしょに旅たちませんか。 銀河鉄道の夜(・双子の星・シグナルとシグナレス収録)注文の多い料理店(序,賢治の言葉・月夜のでんしんばしら収録)宮沢賢治 著 新潮文庫 双子の星 月夜のでんしんばし…

「聖☆おにいさん」降臨!

クリスマスって何の日? 「聖☆おにいさん」 中村光 著 講談社モーニングKC 仏教とキリスト教の知識がちょっとだけある方にお勧めです。 世紀末を無事に乗り越えた2人は下界の東京都立川市の賃貸アパートをルームシェアして休暇中である。その日々の生活の様…

私は私が椎茸だったころにもどりたい

娘に、「ママの話にはいつも食べ物がでてくるよね~。」と笑われた。「えー!そんなことないと思うけど?」 とは言ったものの、思い返してみると確かに・・・どうやら、私の楽しい思い出には美味しい物が必ず登場している。楽しかったことと食べ物は、セット…