「聖☆おにいさん」降臨!

クリスマスって何の日?

聖☆おにいさん」 中村光 著 講談社モーニングKC

仏教とキリスト教の知識がちょっとだけある方にお勧めです。


世紀末を無事に乗り越えた2人は下界の東京都立川市の賃貸アパートをルームシェアして休暇中である。その日々の生活の様子やエピソードが描かれている漫画。2人の聖人(聖☆おにいさん)は愛されるべき人?

簡単にキャラを紹介すると、
エスは衝動買いが多い。PC・ゲーム・お笑い好き・ブログもやります。女子高生にジョニーデップに似てると言われ、海賊の衣装を欲しがったりもする。(新選組の衣装は買っちゃったけど…。)

ブッダは、近所のおばちゃんのように細かいお金を気にして無駄のない生活を心掛けている。まさに主夫。ひそかな楽しみは、イエスに内緒で、シルクスクリーンで文字入りTシャツを作ること。その文字はジーザス・南無三・ミレニアム等。
そんな2人が下界で初めて迎えたクリスマスは?

エスは、クリスマスとはサンタクロースがトナカイの飛行に成功にした日と勘違いしている。自分の誕生日はすっかり忘れて、シュワキマセリー(「主は来ませり」だと分かっていない)と歌ってうきうきしている。ブッダはそんなイエスのドッキリ誕生会を計画している。はたして成功するのか?

おばちゃん全開の大家さん、自分の身を捧げようとするマッチをくわえた七面鳥も登場し、とっても素敵な「最聖」コンビのぬくぬくコメディ。

感想
キリスト教も仏教も、ちょっと難い印象がありますが、この漫画のイエスブッダは2大宗教の祖という概念とは違い、近所に住んでいたら面倒をみてしまいたくなるような愛されキャラでした。とても人間臭い2人は身近に居そう。でもこんな素敵な人はいない。
ニュースで東京都立川市という地名を耳にすると、ついついイエスブッダはどうしているかな?と思ってしまいます。
興味が沸いたかたは1巻から読み進めると、より楽しめるのではないかと思います。
とっても幸せな気分になる事まちがいなし!
是非、よんでみてね