佐藤愛子の人生観

宇宙の意思を受け入れる準備

出来るだけ抵抗せず、自然体で死を受け入れたい。

神の存在を感じて自分を律しなければ、とは思はない。

正直に、ありのままに生きることだけ。

 

 

佐藤愛子さんは、北海道の浦賀町に家を建てた。
そこは、皆殺しにされ、恨みを呑んで死んでいったアイヌ民族の怨念の場所だった。これでもかこれでもかといわんばかりの超常現象にみまわれる。その魂を鎮めるのに30年かかった。その経験を経て新たな人生観にたどりついた

『私の遺言』

死とは何か

人は死んでも無になるわけではない。肉体は滅びても魂は残る。

死んだら永遠の世界、四次元の世界へ行く。この世は仮の世。四次元の世界からきて仮の世で過ごしまた四次元の世界へ戻る。

だから、恨みつらみを抱えた魂は永遠にその恨みを抱えて残ることになる。それを経験した。

 立派な生き方をした人は魂の高いひとがいく場所へ行く。悪いことをしたり自分のことしか考えないような生き方をしたひとは、魂が低い人が行く場所へいく

 人が死ぬと肉体がなくなり、それに従って欲望も消えてしまえば魂は浄化される。だが生前の欲望や情念を意識にこびりつかせて死んだ人の魂はその意識のために浄化されずにいわゆる「成仏しない」と言われる状態でさまよわなければならない。だから、我々が老後にしなければならないのは欲望や情念を涸らせることであろう。老後は「楽しむ」ものではなく、人生の総仕上げをする時期、死を迎える心の支度をするべき時だと私はかんがえている。

波動とは

宇宙は物質の世界とエネルギーと精神の世界から出来ている。

波動とは意志と情報と振動数を持ったエネルギー
エネルギーの振動が非常に高い物が、心、霊魂、神仏のエネルギー

人間は肉体の波動、精神の波動、魂の波動の三つを持っている。
肉体の波動は健康に関係があり、精神の波動は知性、理性、人格をつくる。

憎しみや不平不満や心配は魂の波動を低下させる。

波動を上げるには

人は一人では生きられない。私は生かされている。そのことを認識し、ありがとうという感謝の気持ちを表現すればいい。感謝することで、魂の波動はあがる。

大切なことは人、一人ひとりが自分の波動をあげること。一人一人の波動が上がれば社会の波動が上がり、国の波動が上がる。

私の過去のもろもろの苦労は、私のカルマであるであると同時に私に与えられた使命を成し遂げさせるための訓練だった。

人間は苦しむことが必要なのだ。苦しむことで浄化への道を進むのだ。

 


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私の好きな愛子さん

こんな真面目なことを言っている愛子さんですが、素顔ともいえる、次のようなお茶目な一面もあります。



娘が語る母

「バカバカしさに家族20年耐えました」

面白いことが大好き、年賀状に載せる写真撮影は一生懸命、真剣そのもの。半日がかり。いかに面白くするか、という点について、母は演出の仕方はこだわるけれど、自分自身をおかしいとか面白いとはまったく思ってないんです。

 



世間のきまりでこうしなければならない、というのはなく、したいからするという人生を生きてきた。

 

母はまったくの仕事人間、たぶん普通のうちでいえばお父さん。
母は、桃子(孫)が生まれた時、

「おばあちゃんだと思わないで欲しい。
私はおじいちゃんになる」

と宣言しました。

 

 


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フランスの哲学者アランの「幸福論」より

「完全な意味で幸福な人とは、着物を投げ捨てるように別の幸福を投げ捨てる人だ。だが、彼は彼自分の真の宝物だけは決して捨てない」

とは、

自分の一番大切に思うものさえ握って生きてさえいれば、そしてそれ以外のものに執着せず投げ捨てるだけの楽天性を持っていれば、人は幸福になれる。
ということ。

愛子さんの好きな言葉だそうです。