自然と調和する町

前回に引き続きお墓参りの途中で立ち寄った、花巻・盛岡の写真をご覧ください

・花巻:宮沢賢治記念館・イーハトーヴ館

・盛岡:啄木、賢治青春館・町家物語館

 

9月21日(木) ぽつぽつ小雨が降っていました。



宮沢賢治記念館に到着

 

 

 

 

 


宮沢賢治は自分の作品を、創作したものではなく現実の世界の現象を見て、働かされた心を記したもの、つまり心の現象をスケッチしたものととらえています。

 

 

宮沢賢治記念館から出ると、土砂降りの雨が降っていました。

記念館の下方には気持ちの良い樹々が生い茂った小道を通り抜けるとポランの広場があったはずですが、諦めて偶然にもこの日は音楽会が開催されるというので車でイーハトーヴ館に行きました。

 

曲目はこちら、

 

こんな平日に、音楽会が行われるなんてラッキー、と思っていたら9月21日は賢治の
命日だったのです。

バイオリン、ヴィオラ、チェロの音に酔いしれて素敵な時間を過ごしました。

 

イーハトーヴ館では漫画家ますむらひろし展も開催されていました。

銀河鉄道の夜 四次稿編』複製原画展

 

当日、写真は撮らなかったので、家にある本をご紹介します。

20年ほど前こちらを訪れた時に娘が選んで購入した本です。

 

アタゴオル 「力」ではたどり着くことのでない世界

ファンタジーにあふれた素敵な世界です。
宮沢賢治が好きな方はきっとお気に召すはず!

 

イーハトーヴ館から見える景色は緑ゆたかな見晴らしの良い斜面、
以前訪れた時に家族4人でその風景を眺めながら斜面上部の狭い所、横一列に並んでお弁当を食べました。
その場所がどこだったのか覚えてなかったのですが今回判明しました。

写真におさめてはいませんが、訪れた際にはぜひご覧ください。

 

イーハトーヴ館をあとにし、コンビニの駐車場から遠くを眺めると、山々がぼわーんと白くけぶっていて、きれい!かえってこんな日でよかったねと娘と言い合いました。

 

翌日朝、盛岡のホテルの駐車場で

 

 

まずはじめに前回記事にした南昌荘に行った後こちらを訪問しました。

 

hana-tsusin60.hatenablog.com

 

 

 

1910(明治43)年に完成した旧第九十銀行を保存活用した観光文化施設です。

 

カフェのメニューもレトロな感じが出ていてすてきです。

 



最後に、もりおか町家物語館

町家造りの景観が広がる北上川沿いの舵屋超は、船運の要所として栄えたエリア。

平成18年まで酒造りが行われていた「旧岩手川舵屋工場」の酒蔵を改修し、『もりおか町家物語館』としてオープンしました。

大正時代に建てられた酒蔵「時空(とき)の商店街」では。盛岡の特産品や工芸品の販売、ジェラート、喫茶店があります。

お土産に買ったスパークリングの日本酒が好評でした。

 

明治期に建てられた母屋の「常居」は、大きな神棚がある主人の仕事場。
圧巻の吹き抜けは、主を足蹴にしないという意味で二階を載せないのだそうです。

 

 

文庫蔵2階、

絵本の読み聞かせなどもおこなわれているそうです。

 

 

 

 


盛岡は、数年前に郊外にイオンをはじめ大きなショッピング街が形成され、人の流れは一変しました。そのため盛岡駅付近はすたれた感がありましたが、今回あらためて、盛岡の魅力を発見できました。

町の中に川が流れ、自然と調和した城下町、盛岡にまた立ち寄ってみたいと思いました。