ゴールデンウイークに、
岩手県に住む義理の母に会いに行ってきました。
今年99歳、一人暮らしをしています。
玄関を入ると、正面の窓から見たことのない景色が目に飛び込んできました。
奥の敷地の山の木が伐採されていて、遠くの山がくっきりと見え絶景がひろがっていました。
父が生きていたころは、裏庭は空気がひんやりとしていて、
海風が気持ちよく吹き、地面には黄緑色のふきの葉がしげり、
白い小さな花をつけた葉ワサビが点々とし、
シイタケが植菌された木が組んであり、
丸太小屋の前にはピンクの桃の花が咲きみだれ、私の好きな場所でした。
ユキザサ
母はとても元気でした。
私たちのために、押し入れから布団を出して待っていてくれました。
セイノ!と気合を入れて持ち上げるのだそうです。
母はなにかというと、忙しくて・・というのが口癖です。
あと、もうひとつ。
10年以上前から、葬式費用をためないと、と言っています。
何だかわからないけど、動き回っています。
いまの時期は草取りに余念がありません。
庭に出ると、時間が経つのを忘れてしまうそうです。
週に1回行くデイサービスには、庭の草花を切って持って行くそうです。
デイサービスでは、スタッフのお手伝いをしてくると自慢気に話してくれました。
朝、近くの国立公園をさんぽしてきました。
帰ってくる日母のお気に入りの入浴剤を買いに町まで行ったのですが、あいにくお店がしまっていました。
でも、一緒にお墓参りが出来たので、良かったです。
これもまた母の口癖ですが、「お父さん、まだ迎えに来ないでくださいよ」と言っていました。
大谷海岸・道の駅 目のまえに広がる海
以前は車で東北道を使い盛岡まで行き、その後山を越えて海岸の方へ向かっていたのですが、今は三陸道を使います。
三陸道は震災後に完成した道路です。海岸線を通っているので、海をところどころ見渡すことができて気持ちがいいです。
帰りには、映画『すずめの戸締り』のモデルになった、気仙沼の大谷海岸道の道の駅に寄りました。
震災後は仮設で営んでいましたが、2021年リニューアルオープンしました。
建物目前に海が見渡せます。気仙沼ならではの海産物、お土産品が多数販売されています。
おしゃれな雰囲気のフードコートもあります。
メニューも工夫されていて,気仙沼特産のフカヒレをはじめサバ、カキなど海産物が使用されています。
ソフトクリームは4種類、フカヒレ味、イチゴ味、ほんのり(海苔いり)味、濃厚バニラ味があります。つきなみですが、私はバニラをいただきました。とってもおいしかったです。
たくさんの人で賑わっていて、とても嬉しく思いました。